2026年3月01日

「喘息と咳喘息ってどう違うのですか?」
長引く咳で受診される患者さんから、よくいただく質問です。
結論から言うと、
👉 どちらも“気道の炎症”が原因ですが、症状の出方が違います。
「喘息」は、空気の通り道(気道)が慢性的に炎症を起こし、発作的に狭くなる病気です。
主な症状
ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸音(喘鳴)
息苦しさ
夜間や早朝の咳
季節の変わり目に悪化
発作が強い場合は、救急受診が必要になることもあります。
「咳喘息」は、咳だけが長く続くタイプの喘息です。
主な特徴
3週間以上続く乾いた咳
夜間・早朝に悪化
風邪のあとに咳だけ残る
会話や運動で咳き込む
大きな違いは、
👉 ゼーゼー音や強い息苦しさがほとんどないこと。
そのため「風邪が長引いているだけ」と思われやすいのが特徴です。

どちらも原因は
👉 気道の炎症と“過敏性”の亢進
気道が敏感になっているため、
✅冷たい空気
✅花粉やハウスダスト
✅会話や笑うこと
✅タバコの煙
などのわずかな刺激で咳が出やすくなっています。
治療は?
実は、治療の基本は同じです。
✅吸入ステロイド(炎症を抑える)
✅必要に応じて気管支拡張薬
一般的な咳止めだけでは改善しないのが特徴です。